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2020年度の修学旅行、中高の半数が中止 東京や大阪を避ける傾向

有料会員記事新型コロナウイルス

伊藤和行
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 コロナ下の昨年度、中学校の約5割、高校の約6割が修学旅行を中止――。公益財団法人「日本修学旅行協会」(東京都)が行った一部学校へのアンケートでそんな実態がわかった。実施した学校は感染者の多い都市部を避ける傾向が見られ、都道府県別の旅行先では、東京や大阪の人気下落が鮮明になった。

 アンケートは全国の国公私立の中学、高校から約3千校ずつ抽出し、中学校は1046校、高校は1147校が回答した。

 実施状況について答えた中学校のうち、「中止」は51・5%の530校、「変更」は47・2%の486校、「変更なく計画通り実施」は1・4%の14校だった。同じく回答した高校のうち、「中止」は61・4%の697校、「変更」は34・3%の390校、「変更なく計画通り実施」は2・1%の24校、「海外は中止」は2・2%の25校だった。

 実施校が訪れた旅行先の都道府県別順位は、中学は京都(52校)がトップで、2位が奈良(47校)、3位が山梨(46校)、4位が北海道(41校)と長野(同)だった。2019年度に3位だった東京、4位の大阪、5位の千葉は、いずれもトップ10圏外となった。

 高校の昨年度の旅行先は、1位が長崎(40校)、2位が沖縄(32校)、3位が広島(30校)、4位が大阪(28校)、5位が北海道と兵庫(27校)。19年度に4位の東京や6位の千葉は20位以内にも入らなかった。

 コロナ下の修学旅行について文部科学省は、中止ではなく延期としたり、近距離で実施したりするよう教育委員会などに求めてきた。国の「Go Toトラベル事業」も適用され、実施校は感染対策の費用をまかなったり、クーポン券を使ったりしたという。

 協会の担当者は「大都市部には近づかず、地元や地域内を旅行先にした結果が顕著に出た。今年度も近隣を旅行先に選ぶ学校が増えるだろう」と話す。(伊藤和行)

修学旅行先の都道府県別順位

(日本修学旅行協会調べ)

【中学校】

20年度  19年度

1京都  1京都

2奈良  2奈良…

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