介護福祉士51歳、手取り18万円 報酬加算を申請しない勤務先

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石川友恵、村井隼人、久永隆一
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 看護や介護、保育、幼稚園の現場で働く人たちの給与アップをにらんだ「公的価格」の見直し議論が始まった。政権は来年早期にも引き上げを実現し、実績としたい考え。社会を支える仕事なのに待遇が改善されにくいという課題にどう向き合い、財源を確保するのか。岸田文雄首相が掲げる「分配」を通じた好循環につなげるための一歩だが、短期間で越えるべきハードルは高い。

 福岡県特別養護老人ホームに勤務する介護福祉士の男性(51)。月額給与の手取りは約18万円で、神経をすり減らす仕事のわりに低賃金だと感じるという。

 夜勤が月5回あり、午後10時~午前7時は1人で入所者20人の様子をみなければならない。重い認知症の人もいる。寝静まった時間帯に起き上がり、ホーム内を歩き回ることも。目を離した隙に転倒して打ちどころが悪ければ命にもかかわりかねない。気の抜けない状態が夜通し続く。

 「リスクを抱えながらの仕事…

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