オーケー、関西スーパーH2O統合差し止め申請 関スパは疑義に反論

佐藤英彬、宮川純一
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 近畿地盤の「関西スーパーマーケット」の株主総会でエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングへの統合案が可決された際の集計に疑義があるとして、関西スーパーに買収を提案していた首都圏地盤のスーパー、オーケーは9日、12月1日付での統合の差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立てたと発表した。

 裁判所が選んだ総会検査役の弁護士の報告書によると、10月29日の総会では、ある株主が事前に統合に賛成の委任状を出した上で、会場では「棄権」とみなされる白票を投じた。委任状が有効かを関西スーパーに確認した結果、白票の扱いが賛成票に変わり、それまで議決権の65・71%だった賛成率が66・68%となり、可決ラインの3分の2を超えたという。

 オーケーは「統合案は本来否決とされるべきだったにもかかわらず、関西スーパーの判断で可決と処理された疑義がある」と主張。「投票を締め切った後、特定の株主の投票内容を議長の説明に反して取り扱いを変えた」と主張して「司法の判断を仰ぐ」としている。

 一方、関西スーパーは9日、集計は「会社法などに照らし、株主の意思を正確に反映した」として「適法かつ公正に行われた」と反論する文書を公表した。この株主は事前に出した二つの書類でも、投票用紙の回収時に口頭でも、統合案に賛成の意思表示をしていたと説明している。

 オーケーは関西スーパーに対し、自社による買収の方が統合効果が出ると提案して、H2Oとの統合には反対していた。統合案の可決を受け、関西スーパーは12月1日付で、H2Oが傘下の食品スーパー2社と統合した上で子会社化する予定になっている。(佐藤英彬、宮川純一)