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旧海部病院どう活用 コロナ収束後へ意見交換会

斉藤智子
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 新型コロナウイルスの軽症患者らの宿泊療養施設として使われている旧県立海部病院(徳島県牟岐町)について、コロナ収束後の利活用アイデアを出し合う意見交換会があった。地域活性化を一緒に考えようと、県が4日、町内で開いた。

 美波、牟岐、海陽の3町と県の職員、高校・大学生、地元企業・団体の関係者ら約30人が参加。ビアガーデン、アートの展示や滞在制作の場、星空観察、屋上から愛の告白などの案を発表した。

 海陽町で線路・道路の両方を走るDMV(デュアル・モード・ビークル)の運行が年内に始まる見通しであることを踏まえ、鉄道ファンが喜ぶスペースにするという案も。「屋上から流しそうめん」「外壁を伝い歩きしてみるアトラクション」など斬新な案も飛び出した。集まったアイデアは、活用方針の検討で参考にするという。

 県立富岡東高1年の久(ひさ)京聖さん=牟岐町=は「友達を呼んで気軽に来られて、ゲームをしたり、だらだらできたりする場所でもいい。大人目線と僕目線のアイデアが違うのがおもしろいと感じた」と話した。

 現在の県立海部病院は南海トラフ巨大地震の津波に備え、2017年に高台に移転新築した。旧海部病院(一部5階建て)は新型コロナの宿泊療養施設として約8億5千万円かけて改修し、3、4階部分にトイレや風呂付きの個室60室が整備されている。(斉藤智子)