四万十川に久々の修学旅行生 横浜の高校生「開放感でいっぱい」

笠原雅俊
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 新型コロナウイルスの影響で観光客が激減していた高知県の四万十川に9日、横浜市から修学旅行の高校生がやって来た。コロナ禍でオンライン授業が続いていた高校生たちは、「四万十川の風は気持ちいい。解放感でいっぱい」と久しぶりの同級生との旅と大自然を満喫している。

 訪れたのは、私立神奈川学園高校(横浜市神奈川区)2年の女子生徒17人。自然環境と過疎化をテーマにした研修を兼ねた3泊4日の修学旅行だ。本来は1年生で実施する予定だったが、コロナ禍で延期が続いていた。学校生活はオンライン授業が多く、校外でグループ行動をするのは久しぶりだという。

 この日は、四万十市の佐田沈下橋の下で、川の生物採集をした。公益社団法人トンボと自然を考える会(同市)の杉村光俊・常務理事(66)から清流にすむ魚やトンボの話を聞いた後、網を手に川に入って魚を採集した。ウグイ、オイカワなどの魚や、テナガエビを捕まえた高校生たちは「小さくてかわいい」「水がめちゃきれい」と歓声をあげた。

 山田結海さん(17)は「四万十川の水は透明で気持ちいい。空気もおいしくて解放感がうれしいです」と笑顔で話した。

 高校生たちはこの後、屋形船に乗って三里沈下橋~佐田沈下橋を往復し、晩秋の四万十川の船旅を楽しんだ。「屋形舟(やかたぶね)さこや」の船頭の荒地秀明さん(55)は「(コロナの影響で)修学旅行生を乗せるのは久しぶりです。いつもの日常が戻ってくるようで元気になります」と話す。

 10日は四万十川の支流で「生きた化石」と呼ばれるムカシトンボのヤゴを探す環境学習をする予定だ。(笠原雅俊)