中原伸之氏が死去 日銀審議委員や金融庁顧問を歴任

 日本銀行審議委員や金融庁顧問を歴任した中原伸之(なかはら・のぶゆき)さんが1日に亡くなっていたことが分かった。86歳だった。

 東京都出身。東大経済学部卒業、米ハーバード大院修了後、1959年に東亜燃料工業に入り、86~94年に社長。98~02年に日銀審議委員を務めた。積極的な緩和論者として物価目標導入の独自案を提案したり、ゼロ金利解除を主導する執行部に反対したりし、金融政策を決める政策委員会で活発な議論を繰り広げた。

 小泉政権下の02~05年には金融庁顧問として不良債権問題にも取り組んだ。元外相の安倍晋太郎氏と親しかった縁で、安倍晋三元首相を経済ブレーンとして支えた。