第6回働きづめで日本語話せぬ両親、通訳は我が子 進学をあきらめる子も

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畑山敦子
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 中南米出身で東京都内の通信制高校に通っていた男子生徒は2018年、近くで暮らす祖母が糖尿病で入院することになった時、病院に呼ばれた。

 祖母に付き添った母は日本語がほとんど話せず、医師の説明を理解できなかったため、日本語が話せる息子に助けを求めたのだった。

 医師と母の間で会話を通訳したが、「おばあちゃんが死んでしまったら、とこわくて本当はあの場にいたくなかった。でも、自分がやるしかなかった」。後で、男子生徒は母に泣きながらそう語ったという。

 男子生徒の父と母は、子ども3人を育てながら工場で働いて生計を立てている。作業中心の仕事で日本語に接する機会は少なく、勉強する余裕もない。給付金の申請など行政手続きや、自身の学校の三者面談でも通訳をしていた。

家族助け合いの文化、でも子どもには大きな負担

 生徒は高校を受験する時から…

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