衆院選を受けた特別国会が10日召集され、当選した議員たちが初登院した。465人の当選者のうち新顔は97人。気持ちを新たにバッジを受け取った。国会の正門前では、複数の議員が午前8時の開門を待ち構えていた。
「一番乗り」は、東京12区で敗れ、比例東京ブロックで復活して初当選した日本維新の会の阿部司氏(39)。「何の実績もないので、自分のできるところからアピールしたかった」。過去に午前1時に初登院した議員もいると知り、確実に一番になれるよう午前0時から、選挙活動中に使った紺色のスーツにオレンジ色のネクタイを締めて正門前に立ったという。「寒くて長かったが、意気込みを示せて良かった」と笑みを浮かべた。
今回の選挙で維新は3倍以上に議席を伸ばした。東京でも「勢いを感じた」という。「これにあぐらをかかず、地道に活動したい」と気を引き締めた。
今年1月、第1子の長男が誕生し、教育改革への思いは強い。「ここからがスタート。臆することなく、子どもたちが元気に希望を持って暮らせる社会を作るために頑張っていきたい」と抱負を述べた。(山口啓太)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら