ガソリン10週連続値上がり、169円に 7年ぶりの高値水準続く

新田哲史
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 日本エネルギー経済研究所石油情報センターは10日、8日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり前週より0.3円高い169.0円だったと発表した。10週連続の値上がりで約7年ぶりの高値水準が続く。

 灯油もタンク1個分の18リットルあたりで前週より10円高い1949円で、10週連続の値上がりとなった。

 石油元売り大手が卸価格をいったん引き下げたため今週の店頭価格は値下がりが予想されていたが、価格への転嫁が遅れていた小売店もあり、全体として値上がりしたとみられる。センターは来週の価格は横ばいとみている。ガソリンが170円台まで上がれば、2008年9月以来約13年ぶりとなる。

 原料である原油は高止まりしている。指標となる米国産WTI原油の先物価格は在庫の積み増しから一時下がったが、1バレル=80ドル台と約7年ぶりの高値水準が続く。世界的に経済活動の再開で需要が増えるが、供給は不足気味だ。中東やロシアなどの主要産油国でつくる「OPECプラス」は4日の閣僚級会議で追加増産を見送った。円安傾向も原油調達のコストを押し上げている。(新田哲史)