「供託金安いもの」「手応えあった」 市長選の無名候補に聞いてみた

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遠藤和希
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 加藤久雄市長の後任を決めた長野市長選には、選挙初挑戦の2人が立候補した。ともに告示前に目立った動きはなく、知名度も低く、有力な支援組織もない。費用もかかる選挙に、なぜ挑んだのか。胸のうちを改めて聞いてみた。

 告示日の10月24日。事前に立候補を表明し、この日も早々に届け出を済ませた新顔3人の後で、まず北村篤さん(45)、続いて中澤義明さん(76)が立候補の手続きをしに、市役所第二庁舎にやって来た。

 円滑な届け出手続きや選挙違反防止などのため、選管は通常、告示前に立候補予定者向けの説明会を催したり、届け出書類の事前審査をしたりする。ほかにも記者会見などで選管やマスコミは立候補予定者を把握しているが、2人は今回、そうした動きがなかった。

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