水素エネルギー もっと身近に感じて 周南で催し

垣花昌弘
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 燃やしても二酸化炭素を出さない「究極のクリーンエネルギー」と言われる水素を身近に体験できる「水素ワクワクみらい博」が6日、山口県周南市のJR徳山駅周辺であった。水素を使って走る車や船が登場。ミニ水素ロケットの発射実験や、水素で走るミニSL乗車体験、水素が入った酒の販売もあった。

 水素を使う船は、地元の総合化学メーカー・トクヤマが、カセイソーダ製造時に発生する水素を活用して走行実験に取り組む乗客80人乗りの旅客船「ハイドロびんご」(総トン数19トン)。水素と軽油を一緒に燃やすエンジンを搭載している。水素の酒は、地元の酒蔵「はつもみぢ」が造った「水素晒(さらし)」。トクヤマの技術協力で実現した。

 催しは、トクヤマや、周南市で水素ステーションを運営する岩谷産業、市などでつくる実行委員会の主催。開幕式典で、トクヤマの横田浩社長は「水素は炭素循環社会構築のキーマテリアルとして注目されている。このイベントを通じて水素はすでに随分身近なものであると実感していただけるのではと考えています」と述べた。(垣花昌弘)