最大の地主、引っ越し先の新ビルの床面積は… 再開発のからくり

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松浦新
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現場へ! 再開発 追われる地権者②

 東京23区の北東部に位置する荒川区は、かつて多くの工場が立ち並んでいた。近年、そうした工場跡地や住宅密集地を再開発して大規模なマンションが建てられ、ファミリー層の人気を集める。

 区内のJR西日暮里(にっぽり)駅前でも、市街地再開発の計画が進む。計画地は、JR上野東京ラインや日暮里・舎人(とねり)ライナーなどの線路に囲まれたような場所にある。その約2万3千平方メートルの土地に、タワーマンションや商業棟など計約16万3千平方メートルの床面積の施設を建てるという。

 この計画地の最大の「地主」が荒川区だ。区立中学校跡地の約4300平方メートル、保育園の約940平方メートルなどの計約5500平方メートルの区有地を持つ。道路などをのぞいた現在1万5千平方メートル弱の宅地の約37%を占める。

 ところが、区が地権者として…

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