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通所型こどもホスピス、横浜に21日オープン 遊びや学び、家族と

松沢奈々子
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 がんなどの重い病気を抱え、治療中心の生活を送る子どもが家族とゆっくりとした時間を過ごせるよう、看護師や保育士が常駐し設備も整っている通所型の「こどもホスピス」が、21日に横浜市金沢区に開設される。こうした施設は神奈川県内では初めてで、全国でも2例目という。

 施設は平潟湾の河口に近い金沢区六浦東1丁目の市有地に建てられ、「横浜こどもホスピス~うみとそらのおうち」と名付けられた。2階建てで、子どもと家族が滞在できる個室3部屋や家族と入れる風呂、地域交流などに利用するホールなどを備える。

 利用は1日に2~3家族を想定。子どもの「やりたい」「やってみたい」をかなえる場所をコンセプトに、遊びや学び、食事、入浴、休息など、希望と体調に合わせて個別のプログラムを決めるという。

 運営するのは、認定NPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」(田川尚登代表理事)。企業や個人の寄付などで運営し、市は土地を30年間無償で貸し付け、人件費の一部を補助するなどして支援する。

 開設当初は0~6歳の子どもと家族を対象とし、市内在住か市内の医療機関で治療を受ける人を優先する。利用は会員登録とヒアリングが必要。記者会見した田川代表理事は「みとりの場や療養施設ではなく、目指すのは子どもの笑顔を守る場所。第二の我が家のような場所を提供したい」と話した。(松沢奈々子)