(特派員メモ)何をしても「高いな」 @中国・広州

有料会員記事

奥寺淳
[PR]

 中国で暮らしていて、最近、日本人の購買力が急激に落ちている気がする。何をしても「高いな」と感じるのだ。

 近所のパン屋で、好物の甘いクルミパンを見つけた。勇んで手を伸ばしたが、1個20元の値札が目に入り、日本円で「350円」の数字が浮かんでやめた。小さな塩パンも約140円する。十数年前、1元=13~14円だった為替が17・5円にもなり、日本円に換算して、棚に戻すことが多い。

 さらに中国の消費者物価指数は、15年前の1・5倍になっている。昼食は地元の麺類が多いのだが、たまに日本食を食べに行くと、つい日本の感覚で700円以内に収まるよう豚キムチ炒めなどのサービスランチを注文してしまう。周りをみると、中国人の若者は1700円以上するウナギ定食や刺し身定食を楽しんでいるのに……。

 北海道出身の店主が開いてい…

この記事は有料会員記事です。残り136文字有料会員になると続きをお読みいただけます。