「それ面白い?」ボクシング転向の那須川天心 ファン層若返らせる

塩谷耕吾
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 キックボクシング界の「神童」と呼ばれる格闘家の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=が来春、ボクシングに転向する。異例の転身を前に、朝日新聞の単独インタビューに応じた。

 高校1年生だった2014年7月、キックボクシング団体「RISE」でプロデビュー。翌年5月、16歳でRISEバンタム級王者に輝いた。寝技もある総合格闘技のリングにも立ち、通算45戦全勝32KOの戦績を誇る。

 ボクシング転向を決意したのは2年ほど前だった。

 「敵がいない、と言われる状況。挑戦者を倒し続けるのも大事だけど、本当にそれって面白いのかなと思ったとき、そんなことないな、と」

 年末と来年3月にキックボクシングなどの格闘技のリングに上がり、来春以降、ボクシングのプロテストを受ける予定だ。

 「(世界王者の)ベルトは目指したい。それがゴールかというと、そうではないが」

 望むのは、結果にとどまらない。

 テレビのバラエティー番組などにも積極的に出演する那須川。ファッション誌の表紙を飾ったこともある。SNSのフォロワー数はツイッターが55万人、インスタグラムは86万人。若者からの支持は大きい。

 「ボクシングの方が、ファンの年齢層が高いとは思っていた。僕のファンにボクシングを見てもらえば、ファン層が若返る」

 今はキックボクシングとのバランスを考え、ボクシングの練習は週2回程度。

 「まだ100%、ボクシングの練習はしていないけど、自分の中では手応えがある。面白いことになりそうだな、と」

 ボクシングでの階級はバンタム級かスーパーバンタム級を想定しているという。塩谷耕吾