白鵬、引き際の手本はあの伝説の歌姫 横綱の素顔を主治医が語る

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竹園隆浩
【動画】主治医が語る白鵬の引退と素顔=苑田会人工関節センター病院長の杉本和隆さん提供、松本龍三郎撮影
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 大相撲歴代最多45度の優勝を記録した横綱白鵬が10月、引退した。14日から福岡国際センターで始まる九州場所では間垣親方としての本場所が始まる。ひざや足首の手術など、主治医として心身ともに支えた杉本和隆・苑田会人工関節センター病院長(52)に、白鵬の決断の内幕と素顔を聞いた。

 ――引退に接して

 「ついに、という感じ。本人は相撲界のほとんどの記録を塗り替え、ここ2年は辞め時を探していた。気力は衰えなかったが、このままではひざは人工関節になる。ひじも90度を超えて深くは曲がらないので携帯電話を耳にあてられない。体がストップをかけた」

 ――最後の土俵、7月の名古屋場所は全勝優勝した

 「場所前は幕下にも勝てず、3日目までに引退があるかも、と思った。3連勝しても『優勝できない』と横綱が判断したら辞めるかな、と。白鵬は眠れず睡眠薬をのんでいた。不安ばかりだったが、不思議なもので勝っていくうちに、ひざに水がたまらなくなった。医学的には説明がつかないが、『白星が何よりの薬』という言葉通りだった。千秋楽照ノ富士戦は『足が折れてもやる』と言っていた」

 ――決断が9月の秋場所後になった

 「実は、1月の初場所で優勝…

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