101歳サポーター、どんな成績でも熱烈応援 アルビは「柿の種」?

小川聡仁
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 サッカーJ2・アルビレックス新潟の今季のJ1昇格の可能性はなくなった。そんなチームの成績とは関係なく、声援を送り続けている101歳のサポーターがいる。新潟県燕市の川崎セヨさん。「(ゴールの)網に球が入ると楽しい」と試合中継に熱視線を送っている。

 「(相手ゴールを)番している人が上手。新潟はだっちゃかね(情けない)」

 7日のアウェー松本戦、前半5分に先制される苦しい展開、新潟のシュートが相手GKに捕られ、川崎さんは悔しがった。その後も、両手をさすりながら試合を見守る。後半8分、新潟のFW高沢優也(24)が同点となるシュートを決めると、「いかった(良かった)、いかった」と手をたたいて喜んだ。

アルビレックス新潟の試合中継に

 川崎さんがサッカー中継を見るようになったのは10年ほど前。アルビサポーター歴15年超の四男・栄治さん(71)の影響だった。足が悪く、スタジアムには行けないが、テレビ中継や試合結果のニュースは見逃さない。ほとんどの選手の名前は分からないが、お気に入りはMF藤原奏哉(26)。「素直そうな顔をしているから」だそうだ。

 クラブ名は「アルビレックス新潟」ではなく、「柿の種」と呼んでいる。選手のユニホームの胸のロゴにある「亀田製菓」を代表する米菓にちなんだ。同社のお菓子には川崎さんの好物が多い。チームが試合に負け続けると、「(同社が)潰れてしまわないか」との心配から、応援には一層熱が入るという。

 この日の試合は惜しくも引き分けに終わった。栄治さんは「90歳を過ぎてからサッカーを見始め、自分なりに解釈している。今日も楽しそうだった」と話す。

 川崎さんはこれまで50年以上見続けている相撲よりも、今は「サッカーの方が面白い」と断言する。J1に昇格してもしなくても、今後も変わらず応援を続けるつもりだ。(小川聡仁)