作新学院が3年ぶりV 秋季関東地区高校軟式野球大会

野田枝里子
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 【栃木】第62回秋季関東地区高校軟式野球大会(関東地区高校野球連盟軟式部主催、朝日新聞東京総局など後援)は11日、東京都昭島市のネッツ多摩昭島スタジアムで決勝があり、作新学院(栃木1位)が東洋大牛久(茨城2位)を3―0で破り、3年ぶり18度目の優勝を飾った。

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 スコアボードに「0」が並ぶ。八回、作新学院の黒川陽介監督が動いた。

 1死三塁。代打・吉田豪(2年)が打席に立った。調子を落とし、試合開始直前にスタメン落ちを告げられた。「悔しかった。ここで決めないとベンチにいる意味がない。絶対決めてやろう、と」。

 遊ゴロが野選を誘い、ほしかった先制点をもぎ取った。さらに連打で2点を追加。黒川監督は「勝負に出て、代打の吉田豪が見事に応えてくれた」。

 夏の全国大会優勝メンバーの福島綾人投手(2年)はテンポの良い投球でリズムを作って2安打完封。得点圏に走者を進めたのは二回の一度だけだった。

 今夏は主に三塁手だった。目標は1学年上のエース小林歩夢投手だ。今大会、1人で投げ抜いたが、「近くで見ていたけれど、ボールの質やコントロールが違う。背番号1は、僕にはまだまだもったいないと思う」。それでも、エースとしての責任感は人一倍強い。「先輩たちが優勝していい伝統を作ってくれた。僕らも後輩につなげたい」。今年、チームは公式戦無敗が続く。来年の夏連覇へ向けて、まずは好スタートを切った。(野田枝里子)