スバル、一般車初のEV公開 来年半ば発売 トヨタと開発

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 スバルは11日、一般車では同社初となる電気自動車(EV)「ソルテラ」を初公開した。トヨタ自動車と共同開発したSUVで、2022年半ばまでに日本や北米、中国、欧州で発売する。

 トヨタと共同開発する2車種目で、EV専用の車台はトヨタとつくった。トヨタはSUV「bZ4X」として来年発売する。トヨタの電動化技術などを生かしつつ、スバルの四輪駆動の技術を活用。車の外観や内装色などにスバルらしさを出した。衝突防止などの運転支援システムはトヨタのものを採用した。トヨタの国内工場で生産する。

 リチウムイオン電池を積み、フル充電での走行距離は460~530キロ前後(国際的な測定方法のWLTCモード)。発表会で中村知美社長は「カーボンニュートラルの実現に貢献する、EVの礎にしたい」と強調した。

 スバルは30年までに、世界で販売する車の40%以上をEVとPHV(プラグインハイブリッド)、ハイブリッド車にする方針を掲げる。今はEVはなく、PHVとHVで5%にとどまる。EVの投入で、電動化を加速させたい考えだ。

 ソルテラでトヨタとの共同開発を進めた狙いについて、中村社長は「まだEVの市場は小さいので、独自に開発して作るのは経営として危険なことと思っている。トヨタとの協業を深めて対応していきたい」と話した。今後の電動化戦略については、「カーボンニュートラル実現に向けた技術が、EV一つだけなのか。電池のコストや航続距離の問題もある。EVに決め打ちせずに、ほかの技術もチャレンジしていきたい」とした。