「長期避難世帯」すべて解除へ 4年前の九州北部豪雨で被災 福岡

渡辺純子
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 福岡県朝倉市は11日、2017年の九州北部豪雨で被災し、県に「長期避難世帯」と認定されている乙石、黒松両地区の27世帯について、認定の解除を申請した。県は年内にも解除する見通しで、解除されれば17年の九州北部豪雨での長期避難世帯はなくなる。

写真・図版
長期避難世帯に認定されている朝倉市の黒松地区にできた治山ダムを視察する林裕二市長ら=2021年11月10日午後3時21分、福岡県朝倉市黒川、渡辺純子撮影

 朝倉市では18年10月、6地区91世帯が長期避難世帯に認定された。4地区64世帯は昨年4月に解除されたが、市によると戻ったのは4世帯10人。新たに解除を申請した2地区では、27世帯56人のうち2世帯3人が仮住まいで、地区に戻る意向を示しているが、ほかは地区外に自宅を確保しているという。

 林裕二市長は10日、「年内に解除してもらい、お正月に里帰りしていただきたい」と話した。この日は2地区を視察し、治山ダムなどの復旧工事が進み、避難路を含めて安全性が確保されたことを確認した。(渡辺純子)