松本幸四郎さんが語る未来の歌舞伎 オンラインイベントかぶき特等席

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編集委員・藤谷浩二
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 歌舞伎界の今を伝える全5回のオンラインイベント「かぶき特等席」の第1回が5日、開かれました。歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが東京・築地の朝日新聞本社スタジオから出演し、コロナ禍の逆境下で伝統を次代へつなぐための試みや古典歌舞伎の魅力、昨年の公演中止を受けて発案した映像配信作品「図夢(ずぅむ)歌舞伎」の可能性について、熱っぽく語りました。参加者から寄せられた多くの質問にも、丁寧に答えてくれました。聞き手は演劇を担当する藤谷浩二編集委員が務めました。

 まつもと・こうしろう 1973年生まれ。79年に初舞台。81年、七代目市川染五郎を襲名。2018年、十代目松本幸四郎を襲名。時代物の骨太な役に加え、上方歌舞伎や新作にも取り組む。

 東京・歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」(26日まで)に出演中の幸四郎さんは第三部の舞台に立つ前にスタジオ入り。「歌舞伎座とは目と鼻の先の場所でございますので、ゆっくりとお話をさせていただければと思います」と笑顔であいさつした。

〈かぶき特等席〉第1回のアーカイブを配信中です(朝日新聞デジタル有料会員の方対象)。視聴のお申し込みはこちらから(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11005972別ウインドウで開きます)。QRコードからも申し込めます。

再開初日、静止画のような客席

 幸四郎さんは昨年8月、5カ月間に及ぶ公演中止を経て再開した東京・歌舞伎座の舞台に立った。開演前に花道の揚げ幕から客席を見ると、「どなたもしゃべっていない。静止画のようで初めての光景でした」。

 コロナ禍は歌舞伎興行に大きな変化をもたらした。歌舞伎座は従来の昼夜2部制から4部制や3部制にして短時間の演目を上演。客席数は50%以下に制限され、大向こうのかけ声も禁止された。役者や裏方のスタッフは各部ごとに入れ替わる。

〈かぶき特等席〉第2回「中村鴈治郎さん 中村扇雀さんに聞く京都・顔見世のたのしみ」を、12月6日午後8時から配信します。詳細はこちら(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11006158別ウインドウで開きます)。QRコードからも申し込めます。

 楽屋での過ごし方について…

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