消防士は元二刀流の空手家 「甘えなき環境」で鍛え、あの相手に挑む

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竹園隆浩
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 16日からアラブ首長国連邦である世界空手選手権に女子形で出場する大野ひかる(大分市消防局)は、同志社大2年だった2012年は組手女子50キロ級代表だった。

 過去の日本勢をみると、男子で1984年組手60キロ級3位の長谷川伸一が団体形で6連覇した例があるが、相手と対戦する組手と、1人で仮想の敵を想定して演武する形の両方で個人の日本代表に選ばれるのは異例。

 まさに空手家の理想だ。

 「中学の頃から組手は楽しかったし、形は芸術的で人を感動させる。二つとも世界王者になりたかった。大分南高時代は世界ジュニアで両方とも王者になった。でも、五輪に入ったシニアはレベルが上がり、どっちつかずは両方ダメになると思い、形に絞った」

 二つ上の兄を追い、小学1年で空手を始めた時から「二刀流」だった。中学、高校でも両方の素質を認められて、国際大会で結果を出していた。

 ところが、大学生で初めて出…

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