オプジーボめぐる訴訟が和解 ノーベル賞本庶氏と小野薬品 大阪地裁

米田優人
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 がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許を巡り、ノーベル医学生理学賞受賞者の本庶佑(ほんじょたすく)・京都大特別教授が、薬を製造販売する小野薬品工業大阪市)に対し約262億円を求めた訴訟が大阪地裁で和解した。小野薬品側が本庶氏に解決金などの名目で50億円を支払う内容などで合意した。小野薬品が12日、発表した。

 訴状などによれば、小野薬品工業が米国の製薬会社とオプジーボの特許をめぐって裁判で争い、2017年に和解した。本庶氏がこの裁判に協力した際、小野薬品側から特許の使用料の40%を支払うとの説明を受けたが、実際には配分は1%と通知されたと主張。本来もらえるはずだった金額との差額分の支払いを求め、昨年6月に提訴した。

 訴訟では、小野薬品側が、40%を支払うとする提案に対して本庶氏が上乗せを求めたため、新たな契約には至らなかったと反論。本庶氏側の請求を退けるよう求めていた。(米田優人)