伊豆諸島・式根島の港に軽石漂着 都など海上用フェンスの設置準備

中山由美、采沢嘉高
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 新島村の式根島の港の隅に、軽石や細かい砂が打ち寄せられていることがわかった。小笠原諸島で8月に噴火した海底火山から流れて来たものかどうかは明らかになっていないが、村は港湾を管理する都と大量に漂着した場合への備えを進めている。

 地元漁協から9日に連絡を受けた都によると、漂着した軽石は少量で、1センチ大のものが多かった。その後、回収したという。一方、村商工会の下井勝博さんは10日昼、式根島港の隅に細かい石や砂粒のようなものが浮いてたまっているのを見た。近くにはこぶしよりやや小さい石が5~6個、打ち上げられていた。

 伊豆諸島の有人島では、御蔵島や利島、青ケ島などの小島でもヘリコプターの定期便があるが、「式根島は唯一、空路がないので船が動かせなくなると生活全般に影響が出る」と心配する。隣の新島にある村役場では11日、都と漁協や船舶などの関係者が、大量に漂着した際の態勢について話し合った。神津島や御蔵島などでは軽石の漂着は今のところ確認されていない。

 都は式根島を含めた都内全11島に向け、大量の軽石が港に進入するのを防ぐための海上用フェンスを用意しており、必要に応じて設置する考えだ。中山由美、采沢嘉高)