「第6波」対策、検査無料化のタイミングが鍵 医療崩壊した夏の反省

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西村圭史 野口憲太
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 岸田政権が最優先課題に掲げる新型コロナウイルス対策の全体像が示された。医療崩壊した今夏の「第5波」への反省から、最悪の事態を想定した病床確保に取り組む。無料検査の拡充も盛り込み、経済社会活動の回復を目指すが、その課題は。

 「検査も抜本的に拡充する。感染拡大時にはワクチン接種者を含め、無症状者でも無料で検査を受けられるようにする」

 岸田文雄首相は12日、新型コロナウイルス感染症対策本部で、3回目のワクチン接種や経口薬の年内実用化とともに、検査拡充の重要性を強調した。これまで無料検査は、発熱など症状がある場合や感染者の濃厚接触者で医師や保健所が必要と判断した場合に限られていたが、今後は無料検査の対象を広げる。

 だが、いつ誰でも無料で検査を受けられるわけではない。対象は二つのケースに限られる。

 一つは、健康上の理由などで…

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