メイドさんの怒声、響く研究室 「ツンデレ」を国立大が究めたら

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伊藤誠
【動画】「ツンデレ」効果は仕事のモチベーションに影響を与えるか?=伊藤誠撮影、奈良先端科学技術大学院大学提供
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 ツンツンと冷たく対応したかと思えば、デレデレと甘えてくる。そんな二面性の態度を表す「ツンデレ」が、仕事や勉強のやる気を引き出すのに効果的かもしれない。取り組んでいるのは奈良県国立大学法人という。研究室へ向かった。(伊藤誠)

 大阪のベッドタウン、奈良県生駒市の中心部から車で約15分、国立大学法人・奈良先端科学技術大学院大学のキャンパスは丘陵地に広がっていた。

 お目当ての研究室を訪れると、およそ大学院大学らしからぬ声が響いていた。

 「イスもあんたを支えてるほどヒマはないんだから、さっさっさと始めなさい!」

 ツンツンした、メイドカフェで働くメイドさんの怒声だ。イスに座った男子学生が叱られていた。なんだか居心地が悪かった。

学生が叱られていた

 学生は被験者。目のまわりにゴーグル状のディスプレー装置を着けていた。

 装置を起動させると、CGで作られたアニメキャラクターのメイドさんが、眼前に現れる仕組み。学生には、黒いワンピースに白のエプロン姿のメイドさんが見えているそうだ。

 腕には脈拍や体温など、体調を測る腕時計型の端末も着けていた。

 「疲れた顔も頑張った証拠です。私がご主人様を癒やしてあげます」

奈良の国立大学法人の研究グループがツンデレの効果を検証しています。遊びのような、まじめな研究。そこには大きな期待が込められていました

 デレデレのセリフも、いくつ…

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