公園に新たなパブリックアート 武蔵野美大と連携 北海道訓子府町

三上修
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 北海道訓子府(くんねっぷ)町協成の町レクリエーション公園に、美術作家杉浦藍さん(39)の彫刻「HOME TOWN」が登場した。パブリックアートによる町づくりを進めており、同公園では4個目の作品となる。地域の農風景を五つの直方体などで表現した作品で、「公園の日常風景になってほしい」と杉浦さんは話す。

 町では2016年、町出身の彫刻家・水本修二さんの作品「関係空間」を、閉園した東京の国立こどもの城からレクリエーション公園に移設した。これをきっかけに17年から武蔵野美術大(東京)との連携事業「アート・タウン・プロジェクト」を始めた。同大関係の作家を町に招いて地域に根ざした作品を公開制作してきた。

 今年は同大卒で東京在住の杉浦さんを招いた。7月の下見の際に町の人から暮らしぶりを聞き取り、住民が過ごした時間や場所を形にすることにした。航空写真を見ると、道で区切られた畑がパズルのように見えた。この模様を作品に採り入れたという。

 8月から制作を始め、型枠にコンクリートを流し込んで高さ約40センチ~1・2メートルの五つの直方体などを作った。白地に薄い黄色などが混じる畑の模様がついている。9月には作っている様子を公開した。作品は公園のシラカバ木立の中に並べた。

 杉浦さんは「公園にあるので触れてほしい。公園には自由で豊かな時間が流れています。作品が人々と共有され、自然な存在になることを期待しています」と話している。(三上修)