軍トップ、自ら統治評議会議長に クーデターのスーダン 民主派排除

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ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 先月クーデターを起こしたスーダン軍トップのブルハン氏は11日、新たに暫定統治評議会のメンバーを指名し、自ら議長として宣誓した。国営通信が報じた。前バシル政権崩壊に大きな役割を果たした民主化勢力が排除されており、クーデター以来続いている反発がさらに強まっている。

 報道によると、新たな統治評議会メンバーには文民出身者も選ばれた。ただ、2019年にバシル前政権打倒の抗議活動の中心的な役割を果たし、クーデター直前までは軍民合同の暫定政権の文民側の主力だった民主化勢力のメンバーは選ばれなかった。

 民主化勢力の中核の一つスーダン専門職者協会は同日、フェイスブックに「彼らには何の正当性もなく、我々国民からは軽蔑と抵抗以外のものを見いだすことはできないだろう」などと投稿し、ブルハン氏を非難した。

 ブルハン氏率いるスーダン軍…

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