東芝、経営迷走の幕引きねらう 統治改革に「魂入れる」ことが課題に

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鈴木康朗、内山修
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 東芝は12日、会社の3分割計画を発表した。株主圧力問題の調査報告書も出し、長引く経営の迷走に区切りをつけたい考えだ。だが、この日の会社側の会見ではあいまいな説明や言い回しがめだち、信頼回復が簡単ではないことを印象づけた。

 「テレビもパソコンも医療事業もない。私の中ではもう総合電機の感覚はない」。東芝の綱川智社長はこう語り、3分割案を「進化」だと強調した。

 6月からの議論のなかで分割案が浮上したとし、最終的には綱川氏ら執行部が提案したという。計画には株主への配慮がにじむ。

 表題は「株主価値向上に向けた東芝の変革」だ。社外取締役のポール・ブロフ氏は会見で、分割案を「株主にとってベストであると信じている」と述べた。

 独立する2社の経営陣の人選などはこれからだ。車谷暢昭社長が4月に辞任し、急きょ再登板した綱川社長がいつまで経営のかじ取りをするのかも不明だ。綱川社長は後任を早く選ぶ方針を示してきたが、「指名委員会で決めることだ」として、明言を避けた。

 新たに独立する2社の経営陣…

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