米中首脳、15日にオンライン形式で会談へ 記者会見は予定されず

ワシントン=園田耕司、北京=高田正幸
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 米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は12日、声明を発表し、バイデン米大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席による初のオンライン形式の首脳会談が15日夜(米国東部時間)に開催されることを明らかにした。両首脳は、米中両国間の競争を責任をもって管理する方法について協議するほか、両国の国益が一致する分野で協力する方法について議論するという。

 ワシントンの外交筋によると、今回のオンライン形式の会談は対面式に準じた本格会談になる見通し。サキ氏の声明によると、バイデン氏は首脳会談で中国への懸念も率直に語るという。サキ氏は声明後の記者会見で「我々は激しい競争が米中関係の一部であることを理解していると同時に、強力な外交も必要だと考えている」と語った。首脳会談後の記者会見は予定されていないという。

 米メディアによると、気候変動問題のほか、ビザ規制の緩和、核兵器に関する二国間対話の創設、貿易摩擦の緩和に向けた枠組みなどについて協議する見通しという。習氏がバイデン氏に対し、来年2月開催の北京冬季五輪に招待するという見方もある。

 一方、中国国営新華社通信によると、中国外務省も13日、16日午前(中国時間)に習氏とバイデン氏がオンライン会談すると発表。「中米関係と共通の関心問題について意見を交換する」としている。

 米中両国は英グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で、温室効果ガス削減対策を加速させる共同宣言を発表。15日の首脳会談の開催へ向けた地ならしとみられている。(ワシントン=園田耕司、北京=高田正幸)