「十九番勝負」の藤井聡太三冠と豊島将之竜王 7年前から紡ぐ物語

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 「私と同じ愛知県出身の藤井聡太四段は、15歳という年齢の割に完成度がものすごく高い。実力的にトップの人とそんなに変わらないレベルに来ています。自分がタイトルを獲得、保持できれば、将来、タイトル戦で藤井さんとの対決もあるかもしれませんね」

 「自分が活躍できる時間は限られていると思います。自分が一番得意な『将棋を指すこと』に悔いが残らないよう打ち込みたいです」

 2018年1月、27歳の将棋の豊島将之竜王は朝日新聞のインタビューにこう答えた。羽生善治九段は「羽生世代」と呼ばれる同世代の棋士と競ってきた。大棋士の系譜を継ぐだろう藤井聡太三冠はいま、一つ上の世代と「4強」(藤井三冠、豊島竜王、渡辺明名人、永瀬拓矢王座)と呼ばれる時代を生きている。

 なかでも豊島竜王と藤井三冠は今年、王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負、竜王戦七番勝負とあわせて「十九番勝負」を戦ってきた。竜王戦七番勝負は藤井三冠が開幕から3連勝で、12、13日に山口県宇部市で行われている第4局に勝つと、最年少での四冠を達成する。

 ただ、これまでにも二人の戦いには、たくさんの物語がある。

 4強時代を象徴するような十…

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