【21年九州場所初日】理事長は大栄翔推し! 2年ぶりの福岡を詳報

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竹園隆浩
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 九州に大相撲の熱気が戻ってきた。福岡国際センターで2年ぶりに開催される本場所が初日を迎えた。

 先場所後の白鵬の引退で、一人横綱となった照ノ富士が白星発進。新小結霧馬山を慎重な攻めで下した。

 間垣親方となった元横綱白鵬はこの日会場で花道警備などを担当。新米親方として場所デビューを果たした。

 大関陣は、貴景勝が若隆景を退けたが、正代は大栄翔に完敗だった。

 2関脇は御嶽海が快勝し、明生が黒星スタート。7場所ぶりに幕内に復帰した阿炎は白星で滑り出した。

 新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反し、出場停止処分を受けていた元幕内竜電が幕下の土俵で再起した。

デジタル限定のコンテンツを含めた記事や、豊富な写真を連日報じていきます。 八角理事長がその日の相撲を語る「理事長が見た!」 ▼力士らの取組後の声を届ける「支度部屋から」など…

(東西トーザイ)「これから自分がやらないと」  一人横綱の自覚

 2007年名古屋場所で新横綱になって以来、角界に君臨した白鵬(現間垣親方)が番付から消えた。あとを受けた照ノ富士が技ありの滑り出しを見せた。

 新小結霧馬山との一番。立ち合いは得意の左前まわしに手が届かなかった。一瞬、浅い両差しを許す展開になったが、持ち味の前傾姿勢は崩さない。左を差し込んでまわしを引き、次に相手の左を絞って殺した時点で勝負あった。最後は下手投げから横を向かせた。

 「一日、一番。集中してやるだけ。全て狙い通りにはいかない。その中で白星を拾っていくのがいいと思う。落ち着いて取れた」

 新番付発表の時、白鵬の引退について語った。「最後に勝って恩返しをしたいと思ったが、できなかった。これから自分がやらないといけないことが多いと思う」。批判も含めて土俵の内、外で力士の先頭に立ってきた白鵬の責任を受け継ぐ決意がにじんだ。

 優勝制度が出来た1909年夏場所以降、番付上の一人横綱は白鵬以来、10人目となる。一人横綱最初の本場所で優勝したのは、日本出身者は6人のうち、71年九州場所の北の富士(13勝2敗)だけだ。大鵬と千代の富士も逃した。外国出身者3人のうち、モンゴルの先輩である朝青龍と白鵬は全勝優勝して力を見せつけている。

 今年3度優勝している照ノ富士は、一人横綱としても白鵬らに続けるか。納めの場所が始まった。(竹園隆浩)

(理事長が見た!)「今場所はやってくれそう。動きが良いよ」 大関撃破の大栄翔を絶賛

 2年ぶりの開催となった福岡での九州場所。初日を迎え、協会のトップとして八角理事長は「いつもの場所と一緒で、無事に進んでくれればいい」と願いを込めた。観客の反応を見て、「(ファンが)待っててくれたっていう感じがしますね」とも話した。

 白鵬が引退して迎える最初の本場所だ。この日の取材では、「後を継いだ横綱、大関が土俵を支えていってほしい。自分がやらなければと思うだろうし、そうなってくれなければ困る」と上位陣への期待を口に。

 その大関で最初に登場したのが貴景勝。若隆景の反撃にあいながら、突き落としで白星スタートした。「貴景勝は落ち着いているけど、最後は慌てた。土俵際で(若隆景に)残られて、下からあてがわれてね。でも、攻めてる分、後ろがあった」と勝負が決まった場面を分析。「貴景勝は動いていますよね、立ち合いから。全然、先場所と違う」と動きの良さに言及した。

 大関陣に奮起してもらいたい…

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