第3回大谷翔平は人々をつなげる存在に 研究者が感じた「人と違う」強み

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聞き手・構成 遠田寛生
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 投打の「二刀流」で大活躍し、大リーグに衝撃を与えたエンゼルスの大谷翔平。日本時間19日午前8時から発表される今季のア・リーグ最優秀選手(MVP)の最終候補の3人にも選ばれています。

 「外国人選手」の大谷翔平は、多様な人種が集まる米国社会にどんな影響を与えたのか。アメリカ野球学会の一員に話を聞きました。

アメリカ野球学会・エイドリアン・バーゴスさん

エイドリアン・バーゴス

 歴史を教えているイリノイ大の教授。米国生まれで、両親が米領プエルトリコ出身。アメリカ野球学会の一員で、ラテンアメリカや黒人リーグの野球歴史を研究している。

 私が教えているイリノイ大の「スポーツと社会」のクラスでは、エンゼルスの大谷翔平を題材にしたことがある。

 生徒の中には大学の野球チームに所属したり、スポーツ記者を目指したりする学生たちがいる。

 翔平がエンゼルスに入団したあとに、「投打同時に出場するチャンスが来るか」を話し合った。

 個人的にも、投打で同時出場する日をずっと待ち望んでいた。今季でとてつもない逸材と確認できた。今後、様々な形での選手起用が出てくればいい。

 全米で放送されたテレビのコマーシャルに翔平が登場し、人々の目に触れる機会が増えてきた。

 1995年に野茂英雄がドジャースに入った時も衝撃を与えたが、空気感がまた違う。野茂はどちらかといえば無口な職人という感じだ。翔平は楽しんでいる様子が見て取れる。

 選手が楽しむ姿。これは近年…

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