日比野弘さんが貫いたノーサイド精神 早大で指導受けた記者が悼む

有料会員記事

恵藤公浩

 ラグビーの日本代表や早稲田大学の監督を務めた日比野弘さんが14日、亡くなった。

 丸い顔にふっくらした体つき。「こう見えても現役時代は(俊足の)ウィングだったんですよ」

 講演などで、よくそう言って笑いを誘った。日本ラグビー史に残る名指導者は、いるだけで周囲の空気を暖める人だった。

 記者は1980年代に早大ラグビー部に在籍し、3、4年生の時、監督だった日比野さんの指導を受けた。

 一方的に叱ることは一度もなく、学生の自主性を尊重してくれた。

 誰もが「監督」とは呼ばず、親しみを込めて「日比野さん」と呼んだ。

 2020年2月、体調を崩し…

この記事は有料会員記事です。残り1202文字有料会員になると続きをお読みいただけます。