給付金8千万円詐取か、容疑の男2人逮捕 ペーパーカンパニー悪用?

田中紳顕
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 ペーパーカンパニーを悪用し、新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金をだまし取ったとして、警視庁は、ともに職業不詳の天野宏(65)=東京都世田谷区赤堤1丁目=と磯辺裕樹(58)=東京都港区高輪2丁目=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕し、15日発表した。2人が昨年7月以降、複数のペーパーカンパニーを使って給付金の申請を約40件繰り返し、計約8千万円を詐取したとみている。

 組織犯罪対策3課によると、2人は共謀して昨年11月下旬、コロナ禍で売り上げが大幅に減った中小企業の関係者を装い、持続化給付金を申請。3月中旬に国から200万円を受け取って詐取した疑いがある。会社は、約10年間にわたって営業実態のないペーパーカンパニーだったという。

 同課はこれまでの捜査から、2人が中心になり、約10人の詐欺グループを作っていたと判断。ほかのメンバーの特定を進めるほか、役割や関与の度合いなどについて調べる。(田中紳顕)