幼少期から他競技で体を鍛錬 日本期待の24歳がデビュー戦でトライ

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堤之剛
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 「日本ラグビー界の未来にとってすごく期待される(選手)」。ラグビー日本代表(世界ランキング10位)のジェイミー・ジョセフヘッドコーチがそう評する24歳が、13日の敵地でのテストマッチ・ポルトガル(19位)戦で代表デビューした。CTB中野将伍(東京サントリーサンゴリアス=旧サントリー)。鋭い突破で、早速トライを挙げた。

 14―11で迎えた前半40分。

 日本はラインアウトから左に大きく展開。ゴール前で中野はパスを受け取ると、相手のポジションを見ながらスピードに乗ってコースを突いてインゴールに飛び込んだ。日本に流れをたぐり寄せる自身の代表初のトライ。中野は「チームに勢いをつけられたらいいなと感じていた」と冷静に振り返った。

 試合は日本が多くの反則を重ねて苦しんだが、ポルトガルとの初のテストマッチは38―25で勝利。中野は落ち着いたプレーでフル出場を果たした。ジョセフヘッドコーチは中野について「限られた時間でチャンスをつくってトライ、ラインブレークをしっかりやってくれた」と評価した。

 身長186センチ、体重100キロ。速い突破を相手に阻まれても、倒れながら仲間にパスをつなげる「オフロードパス」を得意とする。その高い技術で早大では大学選手権制覇に貢献し、昨年はスーパーラグビーサンウルブズで頭角を現してきた。

 技術の高さと防御で見せる激しいタックル。その素地は幼い頃から育んできた。

柔道にも精通、英語の勉強も

 北九州市で生まれ、八つ上の…

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