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ワクチン接種記録、修正後も誤データで上書きの恐れ デジ庁が対応へ

新型コロナウイルス

中島嘉克
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 新型コロナワクチンの接種状況を一元管理するために国が導入した「ワクチン接種記録システム」(VRS)に誤ったデータが含まれている問題で、自治体がデータを訂正しても再度、間違った情報が上書きされてしまう恐れがあることが分かった。デジタル庁は16日に上書きを防止する機能をVRSに追加し、不備に対応する方針という。

 VRSは自治体が事前に名前や生年月日といった接種者情報を登録し、接種会場などの担当者が登録した接種記録とひもづけるシステムで、今年4月から運用が始まった。だが、政府が配布したタブレット端末のカメラを使い、接種券に印刷された18桁の数字を接種会場で読み取る際に数字を誤読し、別人の記録がひもづくなどの例が出ている。自治体はデータの修正作業に追われている。

 しかし、複数の自治体によると、予診票などをもとにデータを修正してもVRS上でロックする機能がなく、誤ったデータによって上書きされる恐れがあるという。SNS上でも、上書きが実際に起きた複数の例が報告されている。

 VRSのデータは、デジ庁が来月導入するワクチン接種証明書の電子申請・交付や3回目の接種対象者の抽出に利用するため、正確性が求められる。デジ庁は自治体の要望を受け、確認済みのデータにチェックを入れると新しいデータに上書きされないようにする機能を追加する方針だ。(中島嘉克)

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