防衛省の航空機・ヘリ、部品調達で10倍に値上がりも 財務省が調査

有料会員記事

榊原謙
[PR]

 防衛省保有の航空機やヘリコプターなど6機種の部品の調達価格を財務省が調べたところ、年々上昇して平均1・5~2・4倍になっていることがわかった。調達当初の約10倍に跳ね上がったものもある。部品の値上がりが各機種の高騰を招いているとみて、財務省は防衛省に改善を求めた。

写真・図版
UH60JAヘリコプター=陸上自衛隊ホームページから

 財務省が15日の有識者会議「財政制度等審議会」で報告した。同省によると、防衛省は同じ機種を複数年にわたり調達。部品のコスト管理は機種を完成させる発注先企業に任せきりだったという。

 部品価格の高騰は機体の最終価格を上昇させかねない。海上自衛隊の固定翼哨戒機P1の場合、70機の取得を前提に2008年度に2・3兆円と見積もったが、21年度には68%多い3・8兆円にまで膨らんだ。

 防衛予算は支出が複数年にわたることが多く、当初の支出見込みが当てにならないと費用は膨らみ続けかねない。問題視した財務省は今回、六つの装備品で、単価が100万円以上する部品まで掘り下げ、価格変動を調べた。

 調査結果によると、部品の価…

この記事は有料会員記事です。残り854文字有料会員になると続きをお読みいただけます。