2027年度に海外店を6倍超の4千店へ 「丸亀製麺」のトリドール

山下裕志
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 讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」などを展開するトリドールホールディングス(HD、本社・東京)が、海外出店を強化する。9月末現在の625店を、2027年度に6倍以上の4千店へ増やす目標だ。国内を上回る店舗数の計画となり、海外市場の成長を取り込む。

 丸亀製麺のほか、天ぷら定食「まきの」など傘下の複数のブランドを、アジアや米国、欧州で広げる。4千店の約8割は運営を委託するフランチャイズ方式で展開。海外を中心とした買収資金として、最大1千億円の枠も設けた。1091店ある国内店舗も27年度に1500店規模へ増やす。

 同社は11年に「丸亀製麺」を米ハワイへ出店して海外進出を果たし、アジア市場などで展開してきた。18年には香港の米粉の麺料理チェーン運営会社も買収。粟田貴也社長は15日の説明会で「成長のステージを世界にかえ、果敢にトライしたい」と語った。

 同社の2021年9月中間決算(国際会計基準)は、丸亀製麺の「うどん弁当」の販売増などを受け、売上高が20・7%増の766億円、純損益は54億円の黒字(前年同期は20億円の赤字)だった。今年4月発売のうどん弁当はコロナ禍の持ち帰りニーズに合い、約半年間で1300万食を超える好調な売れ行きという。(山下裕志)