「進撃の巨人」マーレの腕章、販売中止に 「ナチス想起」批判で謝罪

柴田秀並
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 人気アニメ「進撃の巨人」シリーズの関連グッズで、「完全受注生産品」として15日から販売が始まった「マーレの腕章」について、講談社などでつくる製作委員会は同日、販売を中止したと発表した。

 腕章の販売を告知する14日夜の製作委員会によるツイッター投稿に対し、「腕章はナチスドイツによるユダヤ人迫害を想起させる」といった内容の批判が多く寄せられた。製作委員会は「作中で人種差別、民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化したことは配慮を欠いた行為であった」とコメントし、謝罪した。

 販売用の特設サイトでは、マーレの腕章を「『悪魔』であるエルディア人と他人種を区別するために設けられた腕章」と説明。ナチスドイツも、ユダヤ人を区別するために「ダビデの星」をあしらった腕章を付けることを強いていた。

 ネットでは「実際にあった悲劇の歴史を連想してしまう人も一定数はいる」などの声も上がっていた。製作委員会は「いかなる差別も認めるつもりはない」としている。(柴田秀並)