3メガ銀 純利益の合計2兆円超 3月期見通し 倒産少なく上方修正

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細見るい、江口英佑、小出大貴
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 3メガ銀行グループの2021年9月中間決算が15日、出そろった。融資先の倒産が想定より少なかったことや、個人の資産運用などが好調で、3社とも純利益が大幅に増加。合計は前年同期の1・8倍の約1兆6千億円だった。いずれも22年3月期の純利益の予想を上方修正し、合計で2兆2500億円を見込んだ。

 3メガの通期の純利益の合計が2兆円を上回れば18年3月期以来となる。好決算の大きな要因のひとつが、コロナ禍を受けた政府の支援策などで、企業倒産がバブル期を下回るほどに抑えられていることだ。

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、倒産などに備える与信費用を年間で3千億円と見込んでいたが、倒産が少なく、この半年間で267億円にとどまった。このため、年間の与信費用を2千億円に下方修正。この影響が大きく、22年3月期の純利益の見通しも700億円上積みし、上方修正した。

 三菱UFJFGも年間3500億円と見ていた与信費用を半分以下の1500億円まで引き下げた。そのため、純利益の見通しを2千億円引き上げ、7年ぶりに1兆円を超える過去最高益を見込む。

 一方、みずほFGは、今年度の与信費を1千億円とする計画を据え置いた。みずほFGの坂井辰史社長は「コロナが早期収束に向かうか長期化するか見定めるのは時期尚早だ」と指摘。この先、倒産が増える可能性もあるとみて、慎重な見方を崩していない。

 一方で、みずほでは、投資信託の販売部門の純利益が前年同期より432億円増えた。このため、純利益の見通しを200億円上方修正し、5300億円にした。最近の株価上昇を背景に、個人が資産形成のために投信などを買う動きが活発になっており、ほかの2行も個人部門は好調だった。

 ただ、先行きには不透明な点…

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