イワシクジラの生肉、最高値1キロ12万円 下関で初の競り

貞松慎二郎
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 山口県下関市の下関漁港地方卸売市場で16日、北海道の根室沖で捕獲されたイワシクジラの生肉約1・5トンが競りにかけられた。最高級部位「尾の身」に1キロあたり12万円の最高値がついた。日本捕鯨協会によると、鯨肉の競りでは過去に例のない高値という。

 2019年の商業捕鯨再開から3年目、母船式捕鯨でクジラの生肉が下関港に荷揚げされ、競りにかけられたのは初めて。最高値をつけた地元の鮮魚仲卸会社「うお華(はな)」の田崎重慶(しげひろ)社長(37)は「待っているお客さんは全国にいる。思った以上に肉質が良かった。自社の飲食店でも提供したい」。

 操業した共同船舶(東京)の所英樹社長は「捕鯨発展の聖地である下関で価値を分かってもらえて感動している」と話した。生肉を試食した前田晋太郎市長は「濃厚な味わいで、今まで食べたクジラとは一線を画す」と太鼓判を押した。貞松慎二郎