えっ、栗拾い! 収穫機でスイスイ 岐阜でスマート農業実証実験

戸村登
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 全国有数のクリ産地の岐阜県で、収穫作業の省力化を図る「クリ収穫機」の実証実験が進められている。

 同県が研究するスマート農業の一環。トラクターを動力源に、韓国企業が製造した「クリ収穫機」を使って、イガごとクリを収穫。機械内でゴム板の羽根を回転させて「実」と「イガ」を分別する仕組みだ。

 病害蔓延(まんえん)防止のため、収穫後のイガは圃場(ほじょう)外に持ち出す必要があり、イガの回収が農家の負担になっていた。県中山間農業研究所中津川支所が9月下旬から約1週間、恵那市内でこの機械を使った収穫実験をしたところ、作業時間を5~6割程度減らすことができたという。

 クリ収穫量、出荷量ともに全国4位の同県は、東濃地方を中心に、栗きんとんなどクリを使った菓子製造も盛んだ。一方、クリ農家の高齢化が進み、県は今年度から「クリ産地のスマート農業化」に乗り出した。(戸村登)