佐賀・玄海原発で発火 工事用機械から 放射性物質の放出なし

山本大輔、松岡大将
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 九州電力は16日、佐賀県玄海町の玄海原発3、4号機のテロ対策施設建設工事現場で16日午前2時ごろ、工事用の電源ケーブルを巻き取る機械から出火し、発煙したと発表した。この火災で工事が中断している。

 九電によると、16日午前2時6分に作業員が発煙を確認し、別の作業員により約20分後に消火。通報でかけつけた消防が午前3時5分に鎮火を確認した。出火原因を調べている。

 火災による放射性物質の放出はなく、3、4号機の運転や1、2号機の廃炉作業に影響はないという。ただ、テロ対策施設工事は、福島の原発事故後の新規制基準で定められた期限があり、期限内に終えられない場合は稼働停止となる。3号機は2022年8月、4号機は同9月まで。九電は間に合うかどうか「確認中」としている。

 九電はこの日、佐賀県庁などで報道陣に説明した。玄海原発内での火災や煙の確認は12年以降これで8件目。今年8月には、2号機の原子炉補助建屋内にある計算機室で、空調装置に焦げ跡が見つかっていた。担当者は「続いて火災などが発生し、地域の皆様に不安を与え反省している」と謝罪した。(山本大輔、松岡大将)