おしゃれ家電のバルミューダがスマホ参入 独自開発で持ちやすさ追求

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鈴木康朗 杉山歩
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 家電メーカーのバルミューダが16日、自社開発のスマートフォン「バルミューダフォン」を発表した。曲線を生かして手に持ちやすい形が特長だ。国内の電機大手は米アップルや韓国のサムスン電子に押され、スマホ事業から相次いで撤退した。デザイン性を重視する戦略の成否が注目される。

 「1日に50回から100回持つものは、持ちやすくあるべきではないか」。バルミューダの寺尾玄社長はこの日の発表会でこう強調した。

 バルミューダフォンは同社が開発し、京セラが生産を担う。ひとの手になじむ曲線が特徴的だ。背面には河原の小石をイメージした凹凸の加工をほどこした。メモやカメラなど5種類のアプリも用意した。

 高速通信規格「5G」に対応しており、基本ソフト(OS)はアンドロイドだ。17日に予約を始め、26日に発売する。通信業者で販売するのはソフトバンクのみで価格は税込み14万3280円。バルミューダのオンラインストアで買えるモデル(同10万4800円)もある。

■「画一的になっている」…

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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2021年11月17日9時49分 投稿
    【視点】

    バルミューダの寺尾社長は昨日の発表会で、スマホを手がけた理由について、(1)いまのスマホはほとんど同じに見えること、(2)スマホが大画面化しすぎてスマートではない、ことを挙げました。そこでバルミューダフォンは4.9型の手のひらサイズを選び、