おしゃれ家電のバルミューダがスマホ参入 独自開発で持ちやすさ追求
家電メーカーのバルミューダが16日、自社開発のスマートフォン「バルミューダフォン」を発表した。曲線を生かして手に持ちやすい形が特長だ。国内の電機大手は米アップルや韓国のサムスン電子に押され、スマホ事業から相次いで撤退した。デザイン性を重視する戦略の成否が注目される。
「1日に50回から100回持つものは、持ちやすくあるべきではないか」。バルミューダの寺尾玄社長はこの日の発表会でこう強調した。
バルミューダフォンは同社が開発し、京セラが生産を担う。ひとの手になじむ曲線が特徴的だ。背面には河原の小石をイメージした凹凸の加工をほどこした。メモやカメラなど5種類のアプリも用意した。
高速通信規格「5G」に対応しており、基本ソフト(OS)はアンドロイドだ。17日に予約を始め、26日に発売する。通信業者で販売するのはソフトバンクのみで価格は税込み14万3280円。バルミューダのオンラインストアで買えるモデル(同10万4800円)もある。
■「画一的になっている」…
- 【視点】
バルミューダの寺尾社長は昨日の発表会で、スマホを手がけた理由について、(1)いまのスマホはほとんど同じに見えること、(2)スマホが大画面化しすぎてスマートではない、ことを挙げました。そこでバルミューダフォンは4.9型の手のひらサイズを選び、