EUがベラルーシ追加制裁へ 移民・難民送り込み、旅行・航空会社も

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ブリュッセル=青田秀樹、ベルリン=野島淳、モスクワ=喜田尚
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 欧州連合(EU)は15日、ベラルーシがポーランドなどEU加盟国に移民・難民を送り込んで立ち往生させ、国境地帯で深刻な人道問題を引き起こしているとして、ルカシェンコ政権の関係者らに追加制裁を科す方針を決めた。送り込みに関わる旅行会社や航空会社にも制裁を科せるルールづくりでも合意した。

 同日開いた外相理事会で確認した。記者会見したボレル外交安全保障上級代表は詳細の説明を避けつつ、「近日中に発動する。多数の人物や企業が対象だ」と述べた。欧州メディアによると、約30人の政権関係者や旅行会社などが対象で、EU内の資産凍結や域内への渡航禁止などを科すとみられる。

 EUは対ベラルーシの包囲網づくりを進めており、米国などと協議して制裁を発動する方向だ。ボレル氏は「まずは人の流れを止めて解決策を探る」とも説明した。中東諸国からベラルーシへの航空便を止める動きが出ているほか、イラク当局はベラルーシに渡った移民・難民を母国に戻す航空便を飛ばすと表明しており、ボレル氏は歓迎の意を表明した。

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は15日、政府会議であらためて同国の関与を否定。EUの追加制裁に「厳しく反応する」と対決姿勢を強調した。

 一方、ドイツ首相府とベラル…

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