二条城売店の手提げ袋一新 嵯峨美大生がデザイン

諏訪和仁
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 世界遺産二条城京都市中京区)の売店で使われる手提げ袋と紙袋が、嵯峨美術大学(同市右京区)の学生がデザインしたものに変わった。プラスチックごみを減らすため紙製の袋に切り替えるのを機に、デザインも一新した。

 売店を運営する京都市観光協会が、地域連携に力を入れている嵯峨美大デザイン学科の池田泰子教授に学生によるデザインを依頼。2、3年生が、授業で二条城を見学したり、歴史を調べたりして製作した。同協会が作品の中から選んだ。

 手提げ袋のデザインは、3年生の和田真波さんの作品。二条城で特に印象に残ったふすま絵「竹林群虎図(ちくりんぐんこず)」のトラと、装飾がきらびやかな「唐門(からもん)」を灰色でシンプルに表現した。「二条城の迫力と華やかさを感じてもらおうと考えた。この手提げ袋と一緒にたくさんの思い出を持ち帰ってほしい」と話した。

 紙袋のデザインは二つあり、3年生の奥山凜さんは建物をモチーフにし、3年生の飯田理沙さんは「二条城」の漢字を図案化した。指導した池田教授は「自分が作った作品が実際に使われるものとして形になるので、みんな燃えて取り組んだ」と話した。手提げ袋は、売店で千円以上買えば無料で渡すほか、50円で売っている。

 二条城は京都市内で有数の観光地。2019年度までの入場者は3年連続で200万人を超えた。だが、コロナ禍で20年度は7割減の59万7千人に落ち込んだ。(諏訪和仁)