軽石、週内にも伊豆諸島へ本格的に漂着か 新シミュレーション公表

有料会員記事

吉沢英将 磯部征紀
【動画】軽石漂流の新たなシミュレーション=海洋研究開発機構提供
[PR]

 小笠原諸島の海底火山が噴火して発生した軽石が各地に漂着している問題を受けて、海洋研究開発機構神奈川県横須賀市)は16日、軽石の動きの新たなシミュレーションを公表した。軽石は今週中にも東海・関東地方の沖合を通過して本格的に伊豆諸島へ漂着し始めるおそれがあり、機構は船舶の航行などに注意を呼びかけている。

 海底火山・福徳岡ノ場は8月に噴火。機構はこれまで海流データを用いて分析していたが、今回は宇宙航空研究開発機構衛星から提供された軽石の位置情報をもとに分析した。新たに風や潮の満ち引きの影響も計算に加え、太平洋上と沖縄周辺での11月上旬から12月上旬までの動きを予測した。

 太平洋上では、高知県沖で今月4日に観測された軽石の動きに着目。その後、軽石は黒潮が南へ大きく曲がる「黒潮大蛇行」の影響で紀伊半島の南方沖へ離れた後、中旬には東海沖を北上。18日ごろには都心から南に約180キロの三宅島など伊豆諸島に接近し始め、一時的に滞留した後、下旬にかけて通過する見通し。本州の海岸に大量に流れ着く可能性は低いとみられるという。

「船に乗る人は注意を」

 一方、福徳岡ノ場から約14…

この記事は有料会員記事です。残り608文字有料会員になると続きをお読みいただけます。