日本女子の新星は根室の14歳 落馬乗り越えパリに向かう 近代5種

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稲垣康介
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 2024年パリ五輪に向けて、近代5種の日本女子に期待の新星が現れた。

 北海道根室市立光洋中2年の14歳、太田捺(なつ)(根室スイミングクラブ)。14日に閉幕した全日本選手権で、史上最年少優勝を果たした。

 栄冠の裏には、今年3月に初参戦したハンガリーでのワールドカップ(W杯)で落馬し、東京五輪へのかすかな望みが絶たれた悔しさがあった。

 全日本選手権の最終日、太田は首位スタートの12年ロンドン五輪代表の山中詩乃(自衛隊)と22秒差の3位で最終種目のレーザーラン(射撃と800メートル走を交互に4回行う)に臨むと、3回目の射撃で逆転してトップに立ち、そのまま逃げ切った。

 フェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングの5種目で争う近代5種。太田は今回、フェンシングをのぞき、すべてトップという強さだった。なかでも圧巻だったのは馬術で、男女を通じて唯一、減点ゼロの300点満点をマークした。

 以前は馬術には苦手意識があった。今年3月、ブダペストでのW杯デビュー戦で、決勝の練習中に落馬してしまった。馬術はスタートすらさせてもらえず、総合33位に沈んだ。結局、13歳での自国開催の五輪出場は夢と消えた。

 太田は小3で「根室スイミングクラブ」に入り、競泳に取り組んでいた。それが、クラブの菅原美香コーチの勧めで、小4から近代3種に取り組むようになった。菅原コーチの父が地元根室で乗馬クラブを経営している縁があり、馬にも乗り始めた。

 今回の全日本選手権は馬術で…

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