ガソリン11週ぶり値下がり、高値水準は続く 灯油は13年ぶり高値

新田哲史
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 日本エネルギー経済研究所石油情報センターは17日、15日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり前週より0・1円低い168・9円だったと発表した。原油価格の一時的な下落を受けて11週ぶりの値下がりとなったが、約7年ぶりの高値水準が続いている。

 灯油はタンク1個分の18リットルあたりで前週より1円高い1950円で、11週連続の値上がりとなった。約13年ぶりの高値となる。

 センターによると、石油元売り各社は18日以降の卸売価格を据え置いており、来週はガソリンや灯油の価格が横ばいになるとみている。

 政府はガソリン価格の上昇を抑えるため、一定の水準を超えた場合、石油元売り各社へ補助金を出す方針だ。水準は1リットルあたり170円が想定されており、いまの価格は目前に迫っている。灯油や軽油などほかの油種を対象に含めるかどうかは検討中だ。

 ガソリンの原料である原油は高止まりしている。指標となる米国産WTI原油の先物価格は在庫の積み増しなどで一時下がったが、1バレル=80ドル前後と約7年ぶりの高値水準だ。世界的な経済活動の再開で原油の需要は増えている。中東やロシアなど主な産油国でつくる「OPECプラス」は、追加の増産に消極的だ。円安傾向も原油調達のコストが増える要因となっている。(新田哲史)